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地層の問題が解けない子に、何を見させるか

地層は、覚える単元に見えます。岩石の名前、化石の名前、堆積のしかた。たしかに覚えるものはあります。ただ、点を落としているのはそこではありません。図を見て「どれが先に起きたか」を決める問題で、手が止まっています。
見るのは「切った・切られた」だけ
断層と不整合面が一枚の図に入っていると、どちらが先か分からなくなります。見るところは一つです。どちらが、どちらを切っているか。
切られたほうが、先にあった。先にあったから、切ることができた。だから切られたほうが古い。これだけです。断層が不整合面を突き抜けて切っていれば、不整合面が先。断層が不整合面のところで止まっていれば、断層が先で、その上から新しい地層が重なった。図のどこで線が止まっているかを見れば、順番が決まります。
地層は、出来事の痕跡
地層の図は、模様ではありません。海の底に砂が積もった、地面が押されて傾いた、陸になって削られた、また沈んで積もった。そういう出来事が、起きた順に残っているものです。
だから、同じ出来事でも順番が違えば、図は違って見えます。傾いてから削られたのか、削られてから傾いたのか。図を見て、出来事を起きた順に並べ直す。これが地層の問題で問われていることです。並べ直せるようになると、初めて見る図でも読めます。
「準」は基準、「相」は様子
示準化石と示相化石は、字で覚えます。示準化石の「準」は基準。その化石があれば、その時代だと決められる。時代の基準になる化石です。
示相化石の「相」は様子です。人相、手相の相と同じ。その化石があれば、当時そこがどんな様子だったかが分かる。暖かい浅い海だった、というふうに。「相は様子」とつなげておけば、二つを入れ替えることはなくなります。
地層は、暗記で乗り切る単元ではありません。図を見て「これが先、これが後」と言えるようになること。そこまで行くと、覚えることは名前だけになり、図が読める単元に変わります。
