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気体の性質が覚えられない子に、何から覚えさせるか

窓辺の机に置かれた開いたノートと鉛筆

気体の性質は、項目が多く見えます。色、におい、水に溶けるか、空気より重いか、燃えるか、集め方、発生のさせ方。一つずつバラバラに覚えようとすると量が多く、すぐ抜けます。覚えられない理由は量ではなく、順番とつなぎ方です。

まず、色とにおい

最初に覚えるのは、色とにおいです。見た目とにおいは、気体を扱うときの安全に直結します。危険な気体かどうかを、まず見分けられるようにしておく。ここが出発点です。

集め方は、水に溶けるかが先

どうやって集めるか、となったとき、まず水に溶けるかどうかです。水に溶けるなら、水の中では集められません。水上置換が無理なので、空気中で集めることになります。そこで初めて、空気より重いか軽いかが要ります。重ければ下にたまるので下方置換、軽ければ上方置換。

水に溶けない気体なら、空気より重いか軽いかを知らなくても、集め方は決まります。順番があるから、覚える項目が減ります。

発生は、何と何が入れ替わったか

発生の式も、丸暗記では残りません。「塩酸と炭酸カルシウムで二酸化炭素」と覚えるのではなく、仕組みで覚えます。塩酸は、塩化水素が水に溶けたものです。塩化水素と炭酸カルシウムのペアが入れ替わって、塩化カルシウムと炭酸水素(あくまでイメージです)ができます。炭酸水素はすぐに二酸化炭素と水に分かれます。だから出てくるのは、二酸化炭素と水と塩化カルシウム。

酸素なら、過酸化水素水が酸素と水に分かれます。二酸化マンガンは触媒なので、言葉の式には出てきません。式に出てこないということは、反応する量には関係がない、ということです。何 g 入れても式に登場しないのですから。

何と何が入れ替わるか、何が分かれるか、何が式に出てこないか。それが分かっていれば、式は思い出せます。

気体に限った話ではない

色とにおいから集め方へ、集め方から発生へ。一つの知識が次の知識の理由になるように覚えると、互いの記憶が固まります。一つを思い出せば、つながった残りも出てきます。これは気体に限った話ではありません。ほかの単元でも同じです。

気体をこの順で覚えた子は、習っていない気体が出ても、水に溶けるか、空気より重いかが分かれば集め方を答えられます。そして次の単元に入ったとき、「これとこれはつながっているか」を自分で探し始めます。覚える単元が、つなげる単元に変わります。

まずは、学年と志望校だけお伝えください

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