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リトマス紙の色が覚えられない子に、何をさせるか

リトマス紙は、考えて答えるものではありません。色で覚えて、逆から聞かれても即答できるまで確認するものです。そして指示薬は、リトマス紙だけでなく、BTB 液もフェノールフタレイン液も紫キャベツも、いっぺんに覚えます。テストは待ってくれないからです。
なぜ「理屈」で教えないのか
酸性で赤、アルカリ性で青。この色には理由がありません。指示薬の色と液性のあいだに、小学生が理解できる論理のつながりはない。だから、ここで「どうして赤になるの」と考えさせるのは遠回りです。覚えることと考えることを分ける。リトマス紙は、覚える側に置きます。
覚えるべきことを「考えて」解こうとする子は、公開テストで止まります。「青いリトマス紙につけると赤くなりました」と書かれて、酸性と即答できない。色は言えるのに、逆から聞かれると答えられない。これは覚えたつもりで、覚えきれていない状態です。
指示薬は、いっぺんに覚える
一つずつ丁寧にやるより、4 つまとめて、酸性・中性・アルカリ性の順で唱えて覚えます。
リトマス紙。赤色のサンタさん(酸性は赤)、青になったら歩ける(アルカリ性は青)。中性は色が変わりません。
BTB 液。き・み・あお。酸性で黄、中性で緑、アルカリ性で青。
フェノールフタレイン液。むき・むき・あかちゃん。酸性も中性も無色、アルカリ性で赤。BTB と続けて唱えると、2 つ分が一度に入ります。
紫キャベツ。赤ピーマンに、むらがる、ミッキー。酸性は赤からピンク、中性は紫、アルカリ性は緑、強ければ黄。
ふざけているように見えて、これが一番速い。点数の結果が出るためには、一気に覚えるしかありません。
ノートは、赤と青で書く
酸性の水溶液を書くときは赤のペン、アルカリ性は青のペン。黒で書いて「赤」と覚えるのではなく、目で色をつけます。塩酸は赤い字、水酸化ナトリウム水溶液は青い字。練習しているうちに、名前を見ただけで色が浮かぶようになります。
親は、一問だけ聞く
全部を確認する必要はありません。全部覚えているかをチェックすると、喧嘩になりやすい。「青いリトマス紙が赤になったら、どっちやった?」と、何気なく一問だけ。子どもは、親に褒められるために勉強しています。あなたのやっていることに興味がある、と伝わればいい。一問に即答できれば、残りは勝手に覚えます。止まったら、まだ覚えきれていないだけです。もう一度、唱えるところからやり直します。
指示薬が一気に入った子は、識別問題が解けるようになります。全部の性質を覚えていなくても、消去法で答えが出る。水溶液の単元が「覚えられない単元」から「点の取れる単元」に変わります。親の出番は、たまに一問、聞いてあげるだけです。
