記事 2026-11-01
速さ・力学・電気で、急に失点するようになった理由

速さ、力学、電気。この三つで急に点を落とし始めた、というご相談は多いです。ただ、速さや力学に限った話ではありません。計算の入る分野が増え、同時に考えることが増えて、ある時から、ほとんどのお子さまの頭の処理の限界を超える難易度になります。急に解けなくなったのではありません。頭の中だけで処理できる範囲を、問題のほうが超えたのです。一つひとつは分かっているのに、組み合わさると崩れる。本人にも理由が分からないので、「急にできなくなった」と見えます。
浮力で起きていること
典型は浮力です。重さ、体積、押しのけた水の重さ、糸の張力。考えることが同時に四つも五つも出てきます。頭の中だけで処理しようとすると、途中でどれかが抜けます。抜けたことに本人は気づかないので、答えだけが違う。「計算ミス」と片づけられがちですが、計算の問題ではありません。処理が追いついていないのです。
直し方は、書く癖をつけること
頭の中の処理が限界なら、頭の外に出すしかありません。図を描き、分かっている数を書き込み、式を一本ずつ書く。地味ですが、これだけで処理が追いつくようになります。書く以外に、直し方はありません。
成績より先に変わるのは、テスト中の落ち着きです。書いていれば、途中で分からなくなっても、戻る場所があります。焦りにくくなる。焦らなければ、取れる問題を取りこぼさなくなります。点はそのあとについてきます。
かかる時間には幅があります。早いお子さまで1か月、時間のかかるお子さまで半年。書く癖は、頭の中でやる方が速いと思っている子ほど、つくのに時間がかかります。それでも、ついた癖は小6でも中学でも消えません。
Apxs の授業では
1対1なので、お子さまが頭の中で何を飛ばしているかが、その場で見えます。書かせて、どこで止まるかを確かめて、「なぜその式になるのか」を聞きます。速さでも力学でも電気でも、他の単元でも、やることは同じです。
直近の公開テストで、どの単元をどう落としたか。答案を見れば、どこで切れたかは分かります。そこから直します。