記事 2026-11-01
催促しないと机に向かわない子に、親ができること

先に正直に書きます。催促の代わりになる魔法の言葉はありません。言い方を工夫しても、言われてやる勉強であることは変わりません。親御さんにできるのは、言葉ではなく二つのことです。始められる環境をつくること。そして、横で一緒に机に向かうことです。
環境を変えたら、変わった
以前、「子どもが勉強しない」というご相談で、専任担当がご家庭まで伺ったことがあります。机のまわりを見て、漫画を段ボールに詰めて、机の上にはノートと鉛筆だけを残しました。それだけです。そのお子さまは、少なくとも宿題は自分から手をつけるようになりました。
やる気の問題に見えることの多くは、始めるまでの距離の問題です。机に座ってから勉強が始まるまでに、手の届くところに別のものがある。距離を縮めるのは、言葉より物の配置です。
横で勉強する
もう一つは、親御さんも横で何かをすることです。本を読む、仕事をする、何でも構いません。見張るのではなく、同じ部屋で同じ時間を過ごす。「勉強しなさい」と言う回数は、それだけで減ります。
自習室に預けても、自習しない理由
家で動かないなら塾の自習室へ、と考えるのは自然です。ただ、預けただけでは、自習するようにはなりません。自習室には二つの種類があって、それぞれに理由があります。
一つは、うるさい自習室です。これは論外です。
もう一つは、質問を受けてくれる自習室です。一見よさそうに見えます。ところが、問題を解くという産みの苦しみから逃れるために、簡単に質問してしまう。考える前に答えを聞く癖がつき、結果として考える力を失うことがあります。
個別指導なら起きないのか。起きます。だから Apxs の個別指導では、自分で演習する時間、頭を使って解く時間を、授業の中に意図的に設けています。
それでも動かないなら
家で抱えなくていいです。Apxs には、計画実行自習室のパーソナルという形があります。ご希望の時間帯に、その日やることの計画を立て、そのとおりに進んでいるかを塾で見ます。質問はできません。わざと、そうしています。まず勉強する。課題をこなす。その上で、質問する箇所をまとめておく。パーソナルは、言わばこの勉強の仕方を学ぶ場です。慣れれば、家でも同じようにできるようになります。催促しなくても机に向かい、分からないところを自分でまとめて塾に持ってくる。そこまで行けば、親御さんの出番は、あたたかいご飯だけになります。詳しくは 講座と料金 に書いています。
環境の話なのか、量の話なのか、順番の話なのか。家での様子を聞けば、たいてい見当がつきます。そこから一緒に見ます。